2014/10/01カテゴリ:
水溶性ビタミンの役割りについて
こんにちは。
東武東上線沿線で調剤薬局を展開している、株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。
前回までで脂溶性ビタミンのお話が終わりまして、今回から水溶性ビタミンのお話になります。
数ある水溶性ビタミンの中から、今回はビタミンB1とビタミンB2についてお話しさせていただきますね。
ビタミンB1は、炭水化物を効率よくエネルギーに変えてくれるお助け役です。
ごはん・パン・麺などの炭水化物を摂取する際にビタミンB1を一緒に摂取することによって、エネルギーをより上手に使うことが出来るのです。
ですので、いくら炭水化物をたくさん食べても、ビタミンB1なしでは充分なエネルギーを補給することが出来ず、疲れた身体を思うように回復させることが出来ません。
エネルギーを付けたい時!疲労を回復したい時!
そんな時は炭水化物+ビタミンB1の組み合わせで食事をしてみましょう!
ビタミンB1が多く含まれる食品は、豚肉・うなぎ玄米・枝豆・えんどう豆などです。
普段何気なく食べている豚丼、枝豆ご飯などは、炭水化物+ビタミンB1の組み合わせだったのですね!
また、白米に比べて玄米は多くのビタミンB1が含まれているので、玄米を食べる習慣を付けてみるのも良いと思います。
ビタミンB2は、炭水化物・脂質・たんぱく質を効率よくエネルギーに変えてくれるお助け役です。
中でも脂質を摂取する際にビタミンB2を一緒に摂取することによって、エネルギーをより上手に使うことが出来ます。
また、ビタミンB2は"発育のビタミン"とも呼ばれていて、細胞を元気にして成長を促したり、皮膚や粘膜を守る働きもします。
肌荒れが気になる時!口内炎が出来てしまった時!そんなときはビタミンB2を積極的に食べるようにしてみましょう!
ビタミンB2が多く含まれる食品は、レバー・うなぎ・納豆・卵・牛乳などです。
これらの食品には比較的ビタミンB2が多く含まれていますが、実はビタミンB2はほとんどの食品に含まれているため、通常の食事で不足するということはまずありません。
ですので、普段からバランスのよい食事を心掛けていきましょう!
このあとも水溶性ビタミンの紹介がまだまだ続きますので、次回もお楽しみに!