パル・コラム

2014/11/03カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

水溶性ビタミンの役割りについて その2 

こんにちは。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している、株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回から水溶性ビタミンのビタミンB1とB2についてお話しました。ご理解いただけましたか?

では水溶性ビタミン第二弾は、ビタミンB6とB12です。

まず一つ目はビタミンB6です。
お肉やお魚、豆類に多く含まれるたんぱく質を体内で作る手助けをしてくれるのがこのビタミンB6なんです。
そのためたんぱく質からできている皮膚や髪の毛、爪などの健康維持には欠かせません。
不足すると湿疹などの肌荒れにもつながりますので、しっかりと摂取したいビタミンですね。
ちなみに、前回ビタミンB2も肌の粘膜を守る働きがあることはお話しました。ビタミンB2とB6は肌荒れ防止のビタミン!
肌荒れが気になる方はぜひこのふたつのビタミンに注目してみてください。

ビタミンB6は、レバーや鶏のささみ、カツオやマグロといった新鮮な肉や魚に多く含まれています。玄米にも含まれているので、「玄米ごはん+肉、魚、豆類のたんぱく質のおかず」の組み合わせはおススメです。

続いてはビタミンB12です。
ビタミンB12は、骨髄から赤血球を作ったり、神経機能の維持を行います。1日の必要量は他のビタミンよりも少なめですが、不足すると大変!
貧血や痺れ、めまいなどの症状がでることがあります。もしかしたら、しびれがひどくてメチコバールというお薬を飲まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?あの薬の正体は実はビタミンB12なのですよ。

ビタミンB12はレバーやアサリ、しじみ、サバなどに多く含まれています。見て頂いた通り、肉や魚に含まれており、野菜にはあまり含まれていないんですね。そのためベジタリアンの方はビタミンB12不足に注意が必要ですが、普通に食事を摂っていれば不足することはありません。
また摂り過ぎてしまっても問題はないので、偏った食事にならないようにしましょう。

おススメの摂り方は水溶性ビタミンなので汁・スープごと飲める「しじみのお味噌汁」や「あさりのスープ」です。
これから寒い時期が待っていますので、お味噌汁やスープで温まりながらビタミンB12を摂取してはいかがでしょうか。

では次回も引き続き水溶性ビタミンについてお話しますね。お楽しみに!

» パル・コラム トップへ


お薬の情報ボックス パルコラム

RSS


ページ先頭へ