脂質とは?脂質は結局体にいいの?悪いの?

皆さんは脂質と聞くと思い浮かぶのは「油」ではないでしょうか?

油っこいものは体に良くないから控えましょうなどとよく言われたりしませんか?

確かに脂質の過剰摂取は様々な生活習慣病やメタボリックシンドロームの原因になります。

では脂質は摂らなければ摂らないほど良いの?と思ってしまいますよね。

しかし・・・

脂質って実は私たちの体内で非常に重要な役割をしてくれているんです。

例えば、あるところでは血管を強くしてくれたり。
また、あるところでは脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を良くしてくれたり。

脂質だって三大栄養素と言われるくらいです。悪い事ばかりではないのですよ。
タンパク質や炭水化物と一緒で健康な体を作り維持する為にためにはとーっても大切な栄養素です。
大事なのはやはりバランスなんですよね。

ところで、そんな摂りすぎても摂らなすぎてもダメな脂質ですが、脂質の中には必須脂肪酸と呼ばれるものがあります。

必須???

言葉からしても何だか重要なにおいがプンプンしますよね。

必須脂肪酸というのは体内で作る事ができないために食物から摂取しなければならない脂質の事です。

具体的にはそう。皆さんが良く耳にするEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれる脂質が実はこの必須脂肪酸だったのです。

EPAはサバ・サンマ・イワシに、DHAはカツオ・マグロに多く含まれています。
これらの必須脂肪酸はコレステロール値を下げる働きがあることが知られていて、心筋梗塞や狭心症をはじめとする動脈硬化症の予防効果が期待されています。

脂は体に悪いから控えようと思っていた方。確かに摂り過ぎは良くありません。しかし脂の中には、ある程度の量を摂る分には実は健康に良いものもあるんだということをご理解いただけたのではないでしょうか?

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