パル・コラム

2014/07/30カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

脂溶性ビタミンの役割りについて

こんにちわ。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回までで、5大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル)についての簡単なご紹介が終わりました。

それぞれの栄養素の秘密、ご理解頂けたでしょうか?!

今回からは、13種類のビタミン、13種類のミネラルについて、それぞれ詳しく説明していきたいと思います。

まずは、脂溶性ビタミンからです☆

ビタミンA
ビタミンAは、目や皮膚、粘膜などの健康を保ち感染症を防ぐほか、老化やガンの予防に有効な抗酸化作用があります。

不足すると、感染症にかかりやすくなったり、夜盲症という目の病気になることがあります。

ではどのような食品にビタミンAが含まれているかというと・・・
レバー・うなぎ・銀だら・モロヘイヤ・にんじん・ほうれん草・かぼちゃなどです。

脂溶性なので炒め物にしたり、ドレッシングをかけて油脂と一緒に摂取すると吸収率が高まるのでオススメです!

目が疲れたな?皮膚がカサカサだな?風邪気味だな?というあなた!

是非ビタミンAを積極的に摂取してみて下さい!

ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を高め、丈夫な骨を作るためのサポート役となります。
また、食品から摂取するほか、皮膚を紫外線に当てることによっても合成されます。
不足すると、子供ではくる病、大人では骨粗しょう症・骨軟化症のリスクが高まります。

ではどのような食品にビタミンDが含まれているかというと・・・
いわし・鮭・さんま・しらす干し・きくらげ・しめじ・まいたけ・ぶなしめじ・干ししいたけなどです。

干ししいたけを使う場合は、食べる前に天日干しにしてから調理するとビタミンDが増えていくのでオススメです!

また、日光浴によっても皮膚からビタミンDを合成することが出来るのですが、度が過ぎると皮膚ガンのリスクを高めてしまいます。

一番効率よくビタミンDを合成出来る場所は"手のひら"となりますので、手のひら以外の場所にはしっかり日焼け止めを塗って頂きまして、手のひらのみを太陽にかざすようにしてみて下さい!

ビタミンAとビタミンDの秘密、わかって頂けたでしょうか?

次回は残りの脂溶性ビタミンである、ビタミンE・ビタミンKについて詳しくお話していきますのでお楽しみに★

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2014/07/22カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

よく耳にするミネラルって何物?

こんにちは。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している、株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回は「ビタミンは健康のサポート役」であることをご紹介しました。

そして今回はミネラルについてお話させて頂きます。

自然界には元素と呼ばれる物質を構成する基本単位が存在します。

よく皆様も「酸素」、「窒素」などは耳にするのではないでしょうか?
実はそれが元素なんです。

「元素」は人の体内にも存在し、酸素や炭素、水素、窒素が9割以上を占めています。

では残りの1割は?

それこそが今回のテーマであるミネラルです。人の必須ミネラルは16種類といわれていますが、その中でも重要なのが13種類のミネラルになります。

ミネラルは体の構成に寄与したり体のあらゆるところで生理作用の調節を行います。

つまり、ミネラルとは人の体の細やかな部分や、目で見えない部分で活躍する栄養素であるということがいえます。

例えば目ではみえない骨、物を噛む時に必要な歯、また爪や皮膚、血液などを形成するのにもミネラルが必要ですし
他にも心臓の機能を調節したり、体の主であるたんぱく質の合成にも使われたりします。

しかしそんなミネラルではありますが、いいことばかりかというとそうではありません。

もちろん摂り過ぎにも注意が必要です。
それはミネラルのひとつであるナトリウム(塩分)です。
ナトリウムのとり過ぎはミネラルバランスが崩れ、むくみや高血圧症につながる恐れがあります。
やはりミネラルも他の栄養素と同様に、バランスよく摂取することが大切ですね。

重要なミネラル13種類
多量ミネラル・・カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、リン
微量ミネラル・・鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン

それぞれの特徴はまた説明しますのでお楽しみにして下さいね。


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2014/06/06カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

ビタミンは健康の影のサポート役なんです

こんにちわ。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回までで炭水化物・たんぱく質・脂質と3大栄養素のご紹介が終わりましたので、今回はいよいよビタミンのお話です。

3大栄養素は私たちが生きていく上でとても重要な栄養素だということはわかって頂けたかと思います。
しかしこれらの栄養素だけでは、健康な身体を維持することは出来ず、必ずビタミンやミネラルが必要になってくるのです。

車に例えると、たんぱく質がエンジン、炭水化物・脂質がガソリンとお話しましたが、ビタミン・ミネラルはエンジンオイル(潤滑油)にあたります。

いくら性能の良い車にガソリンを満タンに入れても、きちんとオイルをさしておかなければ快適に運転することは出来ません。

このようにビタミンには、炭水化物・たんぱく質・脂質などの代謝をサポートし、生理機能を調節・維持する働きがあるのです。
ビタミンは"影のサポート役"ということですね!

ビタミンは全部で13種類ありますが、大きく4種類の脂溶性ビタミンと9種類の水溶性ビタミンに分類されます。

脂溶性ビタミンは摂りすぎると体内に蓄積され、過剰症を引き起こす恐れがあるので、サプリメントなどを摂取する場合は注意が必要です。

調理の際は、油と一緒に摂ることで吸収がUPするので、炒め物や揚げ物にしたり、ドレッシングなどを上手に利用すると良いでしょう。

一方、水溶性ビタミンは摂り過ぎると体外へ排泄されるため、過剰症は起こりにくいのが特徴です。
調理の際は、水に流れ出やすいため、ゆで汁も一緒に食べることの出来るスープ料理がオススメです。

★脂溶性ビタミン
ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK
★水溶性ビタミン
ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンC

それぞれのビタミンの特徴については、ミネラルのお話のあとに説明していきますのでお楽しみに!

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2013/12/09カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

タンパク質の役割って?

こんにちは。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。


前回は、炭水化物の大切さと意外な一面を知ることが出来ましたね!!

今回は、5大栄養素の2つ目である"たんぱく質"についてお伝えしていきたいと思います。

たんぱく質とは、筋肉や臓器、皮膚や髪の毛など、私たちの体を作ってくれている最も重要な成分です・・。

食品でいうと、肉・魚介・大豆・卵・牛乳などです。

これらをしっかり食べていないと、髪の毛がパサパサになったり爪がボロボロになったりしてしまい丈夫な体を作ることが出来なくなってしまうんです。

また、エネルギー源となる炭水化物が不足すると、たんぱく質が代わりにエネルギー源として使われることもあります。

前回、"炭水化物=体を動かすためのエネルギー源"だという話が出ていましたよね?

つまり、エネルギー源である炭水化物をきちんと食べていないと本来、筋肉や臓器、皮膚や髪の毛を作ってくれる役割の"たんぱく質"が代わりにエネルギー源として使われてしまうというわけです。

???

どういうこと?となってしまいますよね?


一言でいうと体がどんどんボロボロになってしまうということなんです。

丈夫な体が作られなくなってしまうのです・・

ですので一番大切なことは、炭水化物もたんぱく質もバランスよくきちんと食べることです!!

「炭水化物抜きダイエット」なども一時流行した時期がありましたが、これを聞くと炭水化物抜きダイエットが体にとって良くないということがわかりますよね?

前々回お話したように、車に例えると炭水化物はガソリン!たんぱく質はエンジン!

このようにそれぞれ違う役割を果たしているので、両方ともしっかり食べて、丈夫な体を作りましょうね!!!!!


今回はたんぱく質の大切さと炭水化物との兼ね合いについてお話させて頂きました。

次回は脂質についてお話していきますのでお楽しみに!!

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2013/11/12カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

炭水化物って何物なの?

こんにちは。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回、栄養素の中でも5大栄養素についてお伝えしました。

そこで今回は、炭水化物についてお伝えしていきたいと思います。

炭水化物とは糖質と食物繊維からなる栄養素です。

食物繊維も炭水化物の仲間だとは意外ですよね?
食物繊維は簡単に言えば、消化されない糖質です。消化がされないため、便通を良くする効果があります。
そんな食物繊維については、また後程詳しくお伝えしていきますので楽しみにしていて下さいね。

少し話がそれてしまいましたが炭水化物は主に私たちが体を動かすためのエネルギーとなります。
また脳も糖質(ブドウ糖)がエネルギーとなるためしっかり摂取しなければ、頭も回りません。
しかし、摂取し過ぎも肥満の原因になるのは皆さんご存じの通りだと思います。
やはり何事もバランスが取れた食事が重要ということです。

ところで皆様は、白米=炭水化物なんてイメージをお持ちではありませんか?
もちろん間違えではありません。

しかし炭水化物が多く含まれるものは白米や麺、パンのみではありません!

でんぷんっていう言葉を聞いたことありませんか?

イモなどにたくさん含まれている成分です。

炭水化物=糖であることから砂糖類には炭水化物が多いことはお分かりだと思います。

では「でんぷん」はどうでしょう?

実は、揚げ物の衣に使用する片栗粉や、はるさめ、タピオカ等もでんぷんから作られているんです。
ちなみに、はるさめには炭水化物が100g当たり84g含まれています。
ほとんどが炭水化物と言っても過言ではないですよね?

今回は炭水化物(糖質)の少し意外な部分についてお話させていただきました。

次回はたんぱく質についてお話していきますのでお楽しみに。

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2013/10/18カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

5大栄養素とその役割について

こんにちわ。東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回のコラムでは、"栄養"と"栄養素"の違いについて学びましたね!!
今回のコラムでは、私たちがいつも体に取り入れている"栄養素"について細かくご紹介していこうと思います。

さて!!
"栄養素"といってもいくつか種類があり、それぞれが様々な役割を果たしていることをご存知でしょうか?

栄養素を分類すると5つに分けることができ、これらは5大栄養素と呼ばれています。
『炭水化物』『タンパク質』『脂質』『ビタミン』『ミネラル』

・・と、どれも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?!

これらを働き別に3つに分けると・・

1『タンパク質』→体の骨や組織・筋肉などを作る
2『炭水化物』『脂質』→熱や力になる
3『ビタミン』『ミネラル』→体の調子を整える

車に例えると・・

1がエンジン、2がガソリン、3がエンジンオイルといったところですね!!

3つとも車を動かすには必要不可欠です!!

人間の体もこれと同じです。
栄養素がバランスよく取り入れられなければ、正常に動くことができません。

多過ぎてもダメ!!少な過ぎてもダメなのです!!

栄養素それぞれの役割や特徴を活かして上手に取り入れていきたいものですね!!

次回以降、それぞれの栄養素について更に詳しく説明していきたいと思います☆
お楽しみに。

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2013/10/04カテゴリ:栄養・食事について(管理栄養士コラム)

栄養って実はすごく深いんです!!

はじめまして。こんにちわ。東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの事務社員です。

しかし、実は管理栄養士の資格を持っています。そこで、このカテゴリーでは「栄養」や「食」に関して様々な情報を発信していき、皆様の健康のサポートをしていければいいなと考えております。

初回は、栄養とは何ぞや?ということで「栄養」と「栄養素」について簡単に説明させていただこうかと思います。

まず2つの定義は以下の通りです。

栄養・・・生物が必要な物質を外界から摂取し、それを利用して生命活動を営み自らの健康を維持・増進したり、体を構成したりする現象。
栄養素・・・生命を維持し、生活活動を営むために摂取すべき物質。

これが本来の定義となっています。難しいですね。

簡単に説明すると、わたしたちは食事からたくさんの栄養素を摂取しているわけですが、その栄養素をうまく利用して体を作り、機能を向上させ維持し、そして体の調子を整えてくれるのが栄養というわけです。

普段から栄養、栄養と何気なく言葉にしてるかもしれませんが、こんなに深い意味があったなんて改めて考えると驚きですよね?
「もっと栄養がある食べ物を食べなきゃ。」などと何気なく言っていたりはしませんか?

正確には「もっと栄養素がある食べ物を食べなきゃ」となるんです。

つまり「栄養」とは物質ではなく現象のことなんですよ。

栄養素は皆様もご存知の通りたくさんの種類や働きがあります。
次回からはそんな栄養素について少しずつ紹介していきたいと思います。


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2013/09/30カテゴリ:お子様の病気

RSウィルスって何だろう?

こんにちは。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

この時期によく耳にする「RSウィルス」についてお伝えしたいと思います。

症状をお伺いすると、よく「RSウイルスでした」という返答が返ってきますが、正確には「RSウイルスによる感染が原因の風邪様症状」のことでどんな子供でも2〜3歳になるまでにはほぼ感染すると言われる感染症の一種です。

RSウィルスとはウィルス感染の一種なので、自覚症状も普通の風邪によく似ています。

重症化するケースは少ないですが、体力が弱っていたり1歳ぐらいまでの抵抗力が低い小さい子供や呼吸器などの疾患を持つ赤ちゃんでは細気管支炎を起こして重症化することもあるので、気を付けておきたいですね。

代表的な症状としては、鼻づまり・水のようは鼻水・ひどい咳・呼吸がゼイゼイする哺乳ができなくなる等の症状が現れます。

RSウィルスなどの感染症から子供を守るには何よりも予防が肝心です!

RSウィルスは感染力が非常に強く、ウィルスが付着してから4〜7時間は感染力を持っているといわれています。

毎日、外出の後、食事の前、鼻をかんだ後などはしっかり石鹸で手を洗いましょう。
RSウィルスは目や鼻、口の粘膜から感染します。
 
また、風邪をひいている大人は、マスクをつけて唾液や鼻水が飛び散らないように気を付けることも大切です。
RSウィルスに感染すると、大人は軽い風邪ですんでも赤ちゃんの場合は炎症が下気道にすすんで、まれに肺炎や
気管支炎になることもあるので、しっかり経過をみてください!
 
今後冬になるにつれてRSウィルスやインフルエンザが少しずつ流行します。
日頃の手洗い・うがいと体調管理をしっかりしてくださいね。

いつでもパル・オネストのスタッフに相談してくださいね。

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2013/09/21カテゴリ:漢方薬のあれこれ

漢方の話5

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師社員が漢方薬について伝えていきます。

今年の夏も暑かったですね。まだ残暑も厳しいですがみなさん夏バテはしていませんか。
毎年この時期は食欲が出ない、下痢しているなどでお悩みの患者様が薬局にも多くいらっしゃいます。
日本の夏は高温多湿の気候なので少し体を動かしても汗が出ます。汗はかきますが体温の発散が十分でない為、熱がこもり体力が消耗していきます。この結果余分な水分が体だけでなく胃腸にもたまり胃が重い、もたれる、胃が張った感じがする、食欲が出ない、消化吸収も悪く下痢や腹痛を起こしやすくなります。
このような場合どんな漢方薬を選べばよいのか?
前回の五行で考えていくと関連する臓器は「脾」になります。(東洋医学では五臓六腑で体をとらえていきます。ことわざなどでも使われているので言葉は聞いたことがあるかと思います。)

この「脾」が弱っているすなわち脾虚と考えて漢方は選びます。
代表的な漢方薬で「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」があります。
食欲がなく、下痢をする、夏痩せしやすい方にお勧めです。
(他にも使われる漢方薬はありますので服用する際は専門の医師、薬剤師にご相談してください。)

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2013/08/22カテゴリ:目の病気について

意外かもしれませんが・・・

こんにちは。
東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

梅雨明け、夏真っ盛りになったかと思いきや、風はこころなしか秋めいてきました。
今年は特に寒暖差が極端なためか、体調を崩しやすく、なかなかスッキリと治り難い傾向が視られます。

ここ最近、雨の日はそれほどではなかったのに...

・急に涙が止まらなくなった。
・急に眼がかゆくなった。もしくは痛くなってきた。
・眼が赤く充血してきた。
・ねばねばした目やにが出てきた。

こんな症状は出てきていませんか?

これらは典型的なアレルギー症状ですが、実は「花粉」が原因であることをご存知でしょうか?

「花粉症」というと「春」が有名ですが、梅雨明け→夏にかけてもいわゆる「夏の花粉症」があります。

学校の周辺、河原、畑といったところに「草」が生い茂ってはいませんか?

この時期はイネ科の植物がすくすくと成長し、次世代に続くべく「花粉」を放出しています。
春先のスギ・ヒノキと違って(春先によくテレビで見る花粉が豪快に飛んでいる某CMが印象的ですね。)あまり有名ではありませんが、アレルギー検査項目に「カモガヤ」とか「ブタクサ」に反応傾向がある方は夏→秋にかけて、春の花粉症と似たような症状がでやすいので注意が必要です。

また、GW過ぎから秋口までは紫外線も強くなり眼(特に角膜:黒目)に対する負担が大きくなります。

観測地.png



引用元: 気象庁ホームページより観測所: つくば

●は観測値、細実線は1990年から2011年までの累年平均値を表しています。

その結果「徐々に」というより「突然」症状が起こることが多いようです。

さらに、暑さで汗の塩分もしくは埃が着き、皮膚が薄いまぶた周辺が痒くなったり腫れたりします。

さらに、痒いからこすってしまうと、増々痒みがひどくなり、腫れてきてしまいます。ひどくなると、こすったことでできた
傷から細菌が入ってしまうことにより、化膿(物もらいなど)することもありますので注意が必要です。

一番の対策はアレルギーの原因(アレルゲン)を取り除くことですが、現実問題としてなかなか難しいところです。しかし、予防することは可能です。

・サングラス、日傘を活用する(紫外線対策)
・眼が乾燥しないようにする(涙で花粉・埃を洗い流すため)
・汗をかいた時は、きれいなタオルで拭く(こするはダメ)もしくは身体を清潔にする。
・規則正しい生活(十分な睡眠・バランスのとれた食事)を心がける(究極の予防法)

出来る予防から行うことを是非お勧めします。

というのは、暑い時期は身体全体が疲れている傾向にあるため、悪化すると治りにくいのです。

予防したけど、もしくは予防しているはずだけど何か変...と思いましたら、医師もしくは私達薬剤師にご気軽にご相談ください。

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