ミネラルの役割りについて リンとマグネシウム編 

こんにちは。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している、株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回はナトリウムとカリウムについてお話致しました。ご理解いただけましたか?

今回お話するミネラルはふたつ。リンとマグネシウムになります。

リンと聞いて、学生のころに化学の授業で聞いたことあるような・・。という方が多いのではないでしょうか。
化学元素記号ではPと記されますが、栄養素としてはあまり馴染みがないかと思います。

しかし、そんなリンですが私たちの体の中では重要な役割を果たしています。体内で一番存在しているのはカルシウムであることはカルシウムの回にお話しましたが
実は二番目に多く存在しているのはリンなのです。

リンはカルシウムと結合し、骨や歯を形成する働きがあります。
リンとカルシウムの関係はとても重要だったことがよくわかりますね。
その二つの関係性ですが、実はバランスが大切。どちらかが少なく、どちらかが多くても成り立ちません。
リンの摂取量が多くなると、カルシウムは骨から血液中に放出されてしまいカルシウム量は減少してしまうんです。

リンはそもそも、1日3食しっかり食べていれば不足することのない栄養素です。
ですので意識してリンを摂取するよりも、1日3食バランスよく食べることを心がけましょう。

そして摂取する際はカルシウムのことも思い出してくださいね。

続いてはマグネシウムです。マグネシウムも実はカルシウムやリンと同様に骨の形成を行い、6割は骨に存在しています。
骨=カルシウム のイメージが強いと思いますが、意外にもカルシウムだけでなく、リンやマグネシウムも活躍していることがよくわかりますね。

そんなマグネシウムですが、どんな食品に含まれているかというと・・・

主に大豆や豆腐、海藻類に含まれています。

実はマグネシウムというのは精製などの加工により失われることがあるので、加工されていない食材に多く含まれているんですね。

でも豆腐も加工されているのでは?と思いますでしょ?

しかし実は豆腐を凝固する際に使われるにがりの成分がマグネシウムなんです。

ここからは豆知識ですが、みなさんは硬水と軟水はどちらがお好みですか?お水の硬度にはマグネシウムとカルシウム量が関係しています。
軟水よりも硬水のほうがマグネシウムとカルシウムの量が多くなっています。多いからといって、吸収率はあまりよくありませんのでご注意を。

今回はリンとマグネシウムをご紹介致しました。骨に必要な栄養素はカルシウムだけではないんだということがわかりましたね。

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