ミネラルの役割りについて:カルシウム編

こんにちは。東武東上線沿線で調剤薬局を展開している、株式会社パル・オネストの事務兼管理栄養士社員です。

前回はビタミンCについてお話し致しました。ご理解いただけましたでしょうか。
前回でやっとビタミン全種類が終了し、今回からミネラルを細かくお話していきます。

今回ご紹介するのはカルシウムです。

カルシウムは皆さんにも馴染みのあるミネラルではないでしょうか。カルシウムは体内に最も多く存在し、骨や歯を形成します。不足すると骨粗鬆症や骨折の恐れがあります。そんなカルシウムは牛乳や乳製品、小魚などに多く含まれています。
牛乳のカルシウム量はコップ1杯(180ml)で198mg、低脂肪乳で234mgです。
牛乳はカルシウムを摂取するのにもってこいの食材ですが、苦手の方も多いかと思います。
そういう方は、シチューやミルク煮など、牛乳を料理で使うと良いでしょう。
また牛乳を飲むと下痢をしてしまう方は、市販で下痢をしにくくなる牛乳も購入できます。

牛乳にカルシウムが多いことはご理解頂けたかと思いますが、では豆乳にはどれだけカルシウム量が含まれているでしょうか。
「乳」というからにはカルシウム量が多いのでは?と思いがちですが、実は調整豆乳のカルシウム量はコップ1杯(180ml)で56mgです。
ご覧の通り、豆乳は意外とカルシウムが少ないことが分かると思います。牛乳の1/3以下しか入っていないのです。
豆乳は大豆をすりつぶして絞ったときに出る液体のため、「乳」というからといってカルシウムが多いとは限らないようです。

最近ではカルシウムが含まれているヨーグルトや、お菓子が見受けられます。
牛乳や乳製品、小魚からうまく摂取できない場合は上記のようなものをうまく利用すると良いでしょう。
しかし、カルシウムは摂取し過ぎると鉄や亜鉛の吸収を阻害してしまいます。そのため、1日の摂取量は超えないように注意が必要です。

カルシウムについて、ご理解いただけたでしょうか。
牛乳や乳製品、またお菓子などをうまく利用しながら骨太を目指しましょう。次回もミネラルについて詳しくお話していきますのでお楽しみに。

こちらからシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次